Polysemy | 501A

Works

Polysemy

「言葉」を単位として執筆・推敲できる、英語学習者・ライター向けのMarkdownエディタ

概要

Polysemyは、「文字ではなく、より大きな抽象度で文章を編集できないか?」という問いから生まれた、実験的なブロックベースのテキストエディタです。単語や段落を一つの塊(ブロック)として扱うことで、より直感的でリズムの良い執筆体験を目指しています。

課題

一般的なテキストエディタの操作は、一文字単位の「タイピング」が基本です。しかし、文章の構成を練り直したり、言い回しを微調整したりする際、細かな範囲選択を繰り返すのは手間がかかります。また、キーボードから手を離してマウスを操作するたびに、思考の流れが途切れてしまうという課題もありました。

解決策

Polysemyは、キーボード操作を重視するプログラミングエディタの思想を取り入れ、文章作成の体験を再構築しました。すべての操作をキーボードだけで完結させることで、書き手は思考を止めることなく、コンテンツの作成に没頭できます。

文字単位ではなく「言葉」や「段落」の単位で移動・編集が可能です。単語間を正確にジャンプしたり、文の順序を入れ替えたりといった操作が淀みなく行えます。また、エディタを離れることなく類語を検索したり、特定の範囲を素早く選択して加工したりすることも可能です。

開発と実装

大学1年生の時に開発を始め、現在もアップデートを続けています。心地よい執筆体験を実現するため、操作に対してわずかなアニメーションや視覚的なフィードバックを加え、手触りの良さを追求しました。プログラミングの魅力は、キーボードを叩くことで思考が即座に形になる「禅」のような感覚にあると考えています。Polysemyでも、余計な装飾を削ぎ落とし、すべてが瞬時に反応するような操作感を目指しました。

ブランディング

ブランディングにおいては、書くという行為が持つ「技巧」と「美しさ」を表現したいと考えました。それを象徴するのが、書籍や文学作品で長く愛されてきたセリフ体(明朝体系)のフォントです。ロゴにはセリフ体を採用し、名前は「Polysemy(多義性)」と名付けました。書き手が言葉の持つ多様な意味を探求し、より豊かな表現を見つけられる場所であってほしいという願いを込めています。

Polysemy ロゴPolysemy アイコン

今後の展望

このプロジェクトは現在も実験の最中にあり、実装したい機能がまだ数多くあります。

エディタの可能性をさらに広げ、書くというプロセスをより豊かに変えていけるよう、開発を続けていきます。